星空案内はこちらのPDFファイルと一緒にお読みください
この冬は全国的に冬型の気圧配置が続き、冷え込みの激しい冬でしたが、3月になるとだいぶ暖かな日も多くなり、当社の事務所がある埼玉では、そろそろスギ花粉の季節です(苦笑)。マスクと鼻炎薬が手放せない季節になりました・・・。でも、日に日に少しずつ暖かくなり、木々の芽吹きや鳥のさえずりから春が近くまで来ていることも感じさせてくれます。 |
この季節は、花粉とあわせて中国大陸からの黄砂の影響もあり、晴れてもなかなかきれいな星空が見えない日も多いのですが、風向きが変わると空がとても青く、きれいな星空が見られるときがあります。今月前半の宵空では、太陽が沈んだ後の西の空の高いところに、宵の明星の金星が見えています。今月の金星までの距離は光の速さで約3分で、3月21日の太陽と地球の間を通過する内合に向けて急速に地球に接近してきているところです。夕方の空での金星の高さは日に日にどんどん低くなり、中旬になると夕焼けの中に消えて見えなくなってしまい、4月からは明けの明星として太陽が昇る前の東の空で見られるようになります。 |
![]() 天体望遠鏡で見た昼間の金星 Nexstar Evolution 6-J MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ |
![]() さらに空の高いところに目を移すと、明るい星が多くとてもにぎやかな冬の星座たちを見ることができます。北よりの高いところに見えるのがぎょしゃ座のカペラ(42光年)です。ぎょしゃ座には冬の天の川が中央を流れていて、双眼鏡で見ると無数の星たちが輝いているのを見ることができます。ぎょしゃ座には、昨年1月のこのページで紹介したM36・M37・M38の3つの散開星団があります。 |
そのぎょしゃ座より少し低いところに、今宵の空で最も明るく金色に輝く星が見えます。この星は木星です。木星までの距離は、光の速さで約40分かかりますが、太陽系最大の惑星で、その直径は地球の11倍もあるため、望遠鏡でも表面の模様が良く見えるます。木星をはじめとした太陽系の天体の大きさが解る図がこちらのページにあります。 |
MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ |
その木星と並んで赤っぽく輝くのはおうし座のアルデバラン(65光年)です。この付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。さらに、アルデバランやヒアデス星団よりもう少し空の低いところに、都会の明るい空でも肉眼でも数個の星がごちゃごちゃっと集まっているのを見ることができます。これがが昨年12月のこのページで紹介した「すばる」ことプレアデス星団M45です。双眼鏡で見てみると、いろいろな明るさの100個くらいの星が群れを成しているのがわかります。先ほどのヒアデス星団が約150光年と近いのに対し、プレアデス星団は約440光年と約3倍の距離があるので、このように小さくまとまった星団として見えますが、星としてのエネルギーはとても大きく明るいので、肉眼でも見えるほどに明るいのです。 おうし座からさらに南の空に目を移すと、冬の星座の代表オリオン座のベテルギウス(約600光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.7光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座のプロキオン(11.2光年)が冬の大三角を形作っています。オリオン座には、先月のこのページで紹介したオリオン座大星雲M42があります。また、おおいぬ座には、2014年の2月のこのページで紹介した散開星団M41があります。さらに、シリウスの少し東には、先月のこのページで紹介した、とも座にあるM46とM47です。 そして、冬の大三角より高い空には、ふたご座のポルックス(52光年)とカストル(32光年)が仲良く輝いています。ふたご座には、先月のこのページで紹介した散開星団M35があります。 |
そのポルックスとカストルと並んで、不気味に赤く輝く星があります。この星が火星です。火星は、1月12日に地球に最接近し、今が最も見やすい時期になっています。今月の火星までの距離は光の速さで約8分です。火星は、これから少しずつ地球から遠ざかって、だんだん小さく見えるようになります。是非地球に接近した火星をご自身の目で確かめてみてください。 | ![]() セレストロン CPC1100-J撮影した火星 MZT824RF ズームアイピース使用 マイクロフォーサーズミラーレスカメラ |
金星・火星・木星・土星などの惑星たちは、そのまわりの星座の星々と毎日少しずつ位置関係を変えています。その様子を毎日スケッチしていくと、私たちの地球やこれらの惑星が、太陽のまわりをまわっていることが理解できるようになります。15世紀ポーランドの天文学者コペルニクスがはじめて唱えた地動説以後、世界中の天文学者が現在まで宇宙を見つめ続けて、現在も様々な角度から研究が進められています。そして2006年には、冥王星が惑星から除外されました。その太陽系宇宙の変遷をこちらのページにまとめています。 |
![]() セレストロン CPC1100-J + HyperStar III APS-Cミラーレスデジカメ 30秒露出 埼玉県堂平山にて撮影
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一方、空の高いところには、冬の星座に比べるとおとなしめに輝く春の星座を見ることができます。春の星座の方角は、太陽系のある天の川銀河の円盤状になっているちょうど薄くなった方角にあたるため、明るい星が少ないのですが、その中でも、北の空の高いところにある北斗七星は、明るい星が並ぶ見つけやすい星の連なりです。北斗七星は星座ではなく、おおぐま座という星座の一部になります。ひしゃくの形をした北斗七星の水を入れる底の部分には、M97とM108という2つの天体があります。 左の画像は望遠鏡にミラーレスデジカメを取り付けて撮影したもので、左の青い色をした星雲がM97、右の細長い方がM108です。M97は、私たちの天の川銀河の中にある星雲で、2600光年の距離にあると考えられています。写真に撮ると、円形に広がった星雲にふくろうの顔のように2つの暗部があるため、「ふくろう星雲」などとも呼ばれています。 一方M108のほうは、私たちの天の川銀河のずっと外側の4500万光年の距離にある銀河です。 おおぐま座には、この他にも昨年3月のこのページで紹介したM81とM82など、小望遠鏡でも楽しめる銀河がたくさんあります。是非宇宙を延々と旅してきた星たちの光をあなたの目で確かめてみてください。 |
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そして、その北斗七星の南には、春の夜空では数少ない一等星、しし座のレグルスがあります。しし座というと、11月のしし座流星群で有名ですが、実際に宵の空に見えるのは春の季節になります。しし座にも、昨年4月のこのページで紹介したM65・66があります。 そのしし座とふたご座の間にはかに座があります。3等星以下の暗い星たちが、カニが足を広げたように連なっていて、その甲羅のところに、空の暗いところなら肉眼でもなにやらぼ〜っとした光のしみのようなものを見つけることができます。これが、プレセペ星団M44です。地球からの距離は約580光年と比較的近く見かけ上大きく広がって見えるため、天体望遠鏡より双眼鏡のほうが美しく見える星団です。 |
このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。 |
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