星空案内はこちらのPDFファイル一緒にお読みください
あけましておめでとうございます!。旧年中は当社HomePageをたくさんの方々にご覧いただき、ありがとうございました。今年も皆さんに夜空を楽しんでいただけるよう、楽しいコンテンツ作りをしていきたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。 |
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この冬の宵空では、太陽が沈んだ後の南西の空に宵の明星の金星が輝いています。今月の金星までの距離は光の速さで約10分で、太陽の向こう側を周って少しずつ地球に接近してきているところです。今年の春まで、宵の明星として見ることができます。 |
天体望遠鏡で見た 昼間の金星 |
その金星が西の空に沈み、夜も深まる午後9時ごろの星空のようすを見ると、西の空には、まだ秋の星座の天馬ペガススの姿が見えています。ペガススの四辺形は、おとなしめな秋の星たちの中では比較的わかりやすい星の並びです。ペガスス座には、2013年10月のこのコーナーで紹介した球状星団M15があります。 そして、ペガススの四辺形の北東(上)の辺から、明るい星が4つ、やや広い間隔で並んでいるのを見つけることができます。この付近がアンドロメダ座です。ペガススの四辺形とアンドロメダ座との接点の星は「アルフェラッツ」という星で、アラビア語で「馬の中心」という意味があります。星座絵に描かれた天馬ペガススの、ちょうどおなかの部分にあたる星なのです。アンドロメダ座には、10月のこのページで紹介したアンドロメダ大銀河M31やNGC891、2006年10月のこのページで紹介した二重星アルマク・2008年10月のこのページNGC752など、双眼鏡や望遠鏡で見て楽しい天体がたくさんあります。 そのアンドロメダ座の北側には小学校の教科書にも載っているカシオペヤ座があります。アンドロメダは、ギリシャ神話のカシオペヤの娘で、父はカシオペヤの西となりにいるケフェウス・夫となったのが東隣のペルセウス・・・という具合に、この季節の星座たちはひとつの神話でつながっています。もし興味のある方は、図書館やインターネットで調べてみてはいかがでしょう。 そのペルセウス座とカシオペヤ座の中間付近を見ると、空のきれいなところであれ、ば天の川の中に肉眼でもなにやらぼーっとした光のしみのようなものを見つけることができます。これが先月のこのページで紹介した二重星団です。 さらに天頂から南の空に目を転じると、明るい星が多くとてもにぎやかな冬の星座たちを見ることができます。北よりの高いところに見えるのがぎょしゃ座のカペラ(42光年)です。ぎょしゃ座には、先月のこのページで紹介したで紹介したM36・37・38の3つの散開星団があります。 ぎょしゃ座の南にはおうし座があります。おうし座の一等星アルデバラン(65光年)の付近は、ヒアデス星団という散開星団Mel25の一部で、この付近を双眼鏡で見てみると、40個程度の星が広く散らばっているのを見ることができます。 一方、もう少し空の高いところに見える数個の星がごちゃごちゃっと集まって見えるところが「すばる」ことプレアデス星団M45です。双眼鏡で見てみると、いろいろな明るさの100個くらいの星が群れを成しているのがわかります。 すばるやヒアデス星団より少し低いところには、冬の星座の代表冬の星座の王者オリオン座のベテルギウス(310光年)・全天で最も明るい恒星のシリウス(8.7光年)のあるおおいぬ座・そしてこいぬ座のプロキオン(11.2光年)が冬の大三角を形作っています。おおいぬ座には、2014年の2月のこのページで紹介した散開星団M41があります。さらにその南には、2012年1月のこのページで紹介したカノープス(310光年)も見えているはずです。 その冬の大三角の東の空には、ふたご座のポルックス(52光年)とカストル(32光年)も見えてきています。ふたご座には、2015年1月のこのページで紹介した散開星団M35があります。 |
M46・M47 とも座散開星団 APS-Cデジカメ一眼レフ 30秒露出 PV102E61鏡筒 Meadeシュミカセ用レデューサ併用(430mmF4.2相当) セレストロンAdvanced VX赤道儀使用 埼玉県堂平山にて撮影 8倍クラスの双眼鏡で見てみると、 ちょうど2つの星団をひとつの視野に見ることができます |
周囲に街灯等がなく、空のきれいな場所に行くと、ふたご座から冬の大三角を貫くように、淡い光の帯が続いているのを見ることができます。これが天の川です。私たちの太陽系は、私たちの天の川銀河の中心から少し離れたところに位置していますが、冬の天の川は、円盤状になっている天の川銀河の中心とは反対の方向を見ていることになり、中心方向にあたる夏の天の川より細く淡く見えます。それでも、双眼鏡や望遠鏡で見てみると、これまで紹介してきたもの以外にも、たくさんの星雲や星団を見ることができます。 そのうちの一つ、おおいぬ座のシリウスの少し東に見えるのが、とも座にあるM46とM47です。東側(右の写真の左側)の暗い星がたくさん集まって見えるのがM46で、地球から約5,300光年の距離にあります。西側(右の写真の右側)の比較的明るい星がざらざらと集まって見えるのがM47で、地球から約1,600光年の距離にあります。この距離の差が、見かけの明るさや広がりと大きく関係しています。 さらにM46の中を良く見てみると、星団の中の上(北)のほうに、魚のめだまのように見える小さな星雲があるのに気づくでしょう。これはNGC2438という惑星状星雲です。約2,900光年の距離にあり、M46よりずっと手前にある天体なので、M46を構成する星とは直接関係はなく、たまたま星団の手前に見えているわけです。 このようにして、宇宙を立体的に考えながら天体を見てみると、私たちの地球が置かれている状況を目で感じ取ることができるのではないと思います。 |
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このページで紹介している星雲星団や惑星の様子は、口径7cmクラスの望遠鏡から見ることができるようになります。当社オンラインショッピングで紹介している望遠鏡も、最も小さなもので口径7cmですから、充分見ることができます。是非あなたの目で確かめてください!。 |
●今年の天文現象をちょっとご紹介● 今年も楽しみな天文現象が盛りだくさんです!。 その中から、特に注目したい現象を3つご紹介します。 |
★6月21日(日)夕方 半年ぶりの部分日食 2020年は世界的にみると2回の日食があり、そのうち1回目となる日食は、2020年6月21日(日)夕方に日本全国で部分日食として見られます。この日食では、アフリカ北東部からアラビア半島・パキスタン・インド・中国・台湾を通ってグアム沖までの帯状の地域で金環日食になります。 |
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右写真:2012年5月21日の日食 (クリックすると6月21日の日食の様子を見ることができます) |
★12月21日(月)夕方 木星と土星の接近 12月中旬から下旬の夕焼け空の中で、木星と土星が望遠鏡の視野に一つに見えるほどまで見かけ上接近します。木星と土星は約12年おきに会合しますが、ここまで接近するのはとてもめずらしく、次回ここまで接近するのは2060年までありません。 |
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右写真:2017年11月13日の金星と木星の接近の様子
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