●オプションで様々な用途に
天体望遠鏡は、目標の天体に応じてアイピースを交換して、倍率や視野を調節します。OMNI XLT AZ80に標準で付属するPL20mmとPL6mmアイピースは、月や惑星などを見るのに適しています。
アイピースは、当社取り扱いのノーブランドPLアイピースをはじめ、他社から発売されているの天体望遠鏡用の31.7mmスリーブのアイピースもそのまま使用できますから、標準のアイピースで物足りなくなったら、様々な倍率と視野を楽しむことができます。
その他、天体望遠鏡用の各種オプションもそのまま使用できます。月や惑星の写真を撮影するために、カメラやデジカメを取り付けるアダプタや、街のあかりなどで空が明るい場所でも暗い星雲を見やすくするフィルターなど、各種のオプションが使用できます。目的に応じて必要なオプションを追加することにより、より楽しく天体観測をすることができるようになります。
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OMNI XLT AZ80に標準付属の
天頂ミラー・PL6mm・PL20mmアイピース |
また、天体望遠鏡は通常、そのまま覗いたときの像が倒立(180度反転)して見えますが、別売の45度正立プリズムを使用すると、その像を正立像にすることができ、高倍率・高解像度の地上用望遠鏡としても使用することができます。
もちろん、一眼レフなどのレンズ交換式カメラを取り付ければ、900mmの超望遠レンズとしても使用できます。 |
カメラマウントを介して
一眼レフ等のレンズ交換式カメラが
そのまま取り付けできます |
オプションの拡大撮影用延長筒
アイピースを接眼部に取り付けてから
この延長筒を取り付けて、カメラを取り付けます。
筒を伸縮すると、拡大率を自由に変えることができます。
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OMNI LXT AZ80の鏡筒を
Nexstar Evolution-J架台に取り付けて撮影した
こぎつね座惑星状星雲M27
右の写真と同じ露出時間(30秒)
同じAPS-Cミラーレスカメラを使用 |
OMNI LXT AZ80の鏡筒に
シンプルレデューサー0.7xを取り付け
Nexstar Evolution-J架台に取り付けて撮影した
こぎつね座惑星状星雲M27 |
●安心の国内保証
当社にて販売しているOMNI XLT AZ80は、日本国内の正規輸入代理店による製品検査を受けた製品で、2年間のメーカー保証がつきますので安心してお使いいただけます。
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ワンポイントアドバイス 倍率と分解能
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●数値的スペックの罠
良く天体望遠鏡のカタログには、「倍率」や「分解能」という言葉が「性能」として書かれています。「倍率」とは、私たちの肉眼でそのまま見たときに対して、その対象が何倍の大きさで見ることができるかを示した相対的な数値です。倍率が高いほど、対象が大きく広がって見えることになります。また、「分解能」は、対象をどれだけ細かくみることができるかを現した数値で、角度の「秒」を単位にして表します。
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●数値上の倍率はいくらでも上げられる!
天体望遠鏡の計算上の倍率は、「アイピース」と呼ばれる接眼レンズを変えることでいかようにも変えることができます。天体望遠鏡の倍率の計算は、望遠鏡の焦点距離÷アイピースの焦点距離になります。たとえば、このページのOMNI XLT AZ80の場合なら、焦点距離900mmですから、付属のPL6mmで150倍・PL20mmで45倍です。 |
レンズを組み合わせれば数値上の「倍率」はいくらでもあげることができるのですが、実はもともとレンズや鏡には分解能の限界があります。また、地球上から星を見るためには地球のまわりを取り囲んでいる大気ごしに見ることになり、この大気が星の光が地球上に届くのを邪魔してしまいます。ですから、いくら倍率をあげてもレンズや大気の拡散以上の分解能は得られないわけです。また、倍率をあげるということは、せっかく対物レンズや鏡で集めてきた星の光を見るときに拡散してしまうことにもなり、対象が暗くなって見にくくなってしまいます。
また、倍率を高くするということは、その視野も狭くなるわけですから、架台がしっかりしていなければ、対象を視野に入れることも難しくなります。仮に偶然視野に入ったとしても、微動装置も無いような安価な架台では、その天体を追いかけることもできません。
バローレンズ等を使用して無理に倍率を高くして300倍・400倍などと倍率ばかりを売り物にしている望遠鏡は、はっきり言って使い物にならないと考えても良いでしょう。 |
強引に倍率をあげると、
上の土星像がこんなふうに
見えることになります
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●分解能は口径とレンズ・鏡の性能による
天体望遠鏡の「分解能」は、「口径が大きくなると分解能が高くなる」という原則がありますが、実際にはレンズの素材やその組み合わせ・製作精度などによって固有の分解能の差があります。カタログを良く見てみると解りますが、例えば同じ口径の望遠鏡で、安価なアクロマートレンズを使用したもの・高価なフローライトレンズ使用のもの・凹面鏡を使った反射望遠鏡を比較しても、数値上は同じ分解能の数値がかかれているでしょう。しかし、実際の分解能は光学系の性質により異なります。つまり、分解能の数値は「理論上」の分解能であって、実際にその望遠鏡が持っている分解能ではないわけです。
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●それぞれの望遠鏡の性質にあった倍率を使う
当社のおすすめラインナップで紹介している機種は、すべてこの意味でそれぞれの望遠鏡の分解能や性質にあった適正な倍率のアイピースを選定してセットしています。ですか ら、その望遠鏡の能力を充分に引き出すことができるわけです。 |
◆◆交換用鏡筒◆◆ |
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QV80A90 80mmF9 アクロマート屈折望遠鏡 |
OMNI XLT AZ80の架台に取り付けできるように設計した、当社オリジナル屈折望遠鏡。仕様など詳しくはこちらのページをご参照ください。 |
税込\18,700
(税別\17,000)
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PV80E55 80mmF5.5 2枚玉ED屈折望遠鏡 |
税込\69,300
(税別\63,000)
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PV102E61 102mmF6.1 2枚玉ED屈折望遠鏡 |
税込\141,900
(税別\129,000)
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KV90M133 90mmF13.3マクストフカセグレン鏡筒
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持ち運びに便利でコンパクトながら高倍率でも安定した像が見られる90mmマクストフカセグレン鏡筒。仕様など詳しいことはこちらのページをご参照ください。 |
税込\29,700
(税別\27,000)
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◆◆アイピース◆◆ |
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ノーブランドPLアイピース
ボタンを押すと、そのアイピースでの視野シミュレーションを見ることができます。 |
PL6mm : 150倍 |
税込\4,400
(税別\4,000)
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PL10mm : 90倍 |
税込\4,400
(税別\4,000)
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PL25mm : 36倍 |
税込\4,400
(税別\4,000)
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PL40mm : 22.5倍 |
税込\4,400
(税別\4,000)
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MZT824RF ズームアイピース |
8mm〜24mmまで自由に焦点距離を変えられるアイピース 一眼レフカメラと下のカメラマウントを併用して拡大撮影もできます
8mm 113倍 24mm 37.5倍 |
税込\16,500 (税別\15,000)
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◆◆ミラー・プリズム・フィルター等◆◆ |
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45度正立プリズム
(31.7mm) |
天体望遠鏡で地上を見る場合に使用します
通常天体望遠鏡の像は倒立像になるため、地上用として使用するために正立像にするためのプリズムです。 |
税込\4,950
(税別\4,500)
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UHCフィルター(31.7mm用) |
光害をカットし星雲などを見やすくするフィルター アイピースの先端に取り付けて、接眼部に挿入する |
税込\8,800
(税別\8,000)
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ムーンフィルターND96(31.7mm用) |
口径の大きな望遠鏡で月を見ると大変まぶしいため、このフィルターで減光してご覧になることをおすすめします アイピースの先端に取り付けて、接眼部に挿入する |
税込\2,024
(税別\1,840)
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太陽観測フィルター |
対物レンズの前に取り付け、太陽の光を安全な状態まで減光するフィルター。 |
税込\7,150
(税別\6,500)
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2倍バローレンズ |
付属のアイピースで倍率が不足する場合に、アイピースの前に付けることで倍率を2倍にすることができます。但し像は暗くなります。 |
税込\3,080
(税別\2,800)
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◆◆写真撮影関係オプション◆◆ |
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カメラマウント(各社用) |
一眼レフなどのレンズ交換式カメラを取り付ける場合に使用。OMNI XLT AZ80の接眼部にそのまま取り付け可能
カメラメーカー別に各種ご用意しています |
税込\1,650
(税別\1,500)
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× |
拡大撮影用延長筒(OMNI XLT AZ80専用) |
一眼レフなどのレンズ交換式カメラで、月や惑星などを大きく拡大して撮影する場合に、中にアイピースを入れて使用 上のカメラマウントと併用
※販売終了 拡大撮影にはMZT824RF ズームアイピースをご使用ください。 |
税込\5,500
(税別\5,000)
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シンプルレデューサー0.7x |
写真撮影時の焦点距離を約0.7倍(約630mm)に短縮する1群2枚構成のシンプルなレンズ。鏡筒のカメラマウント取り付け部にそのまま取り付け可能。露出時間を約半分の時間に短縮できます。APS-Cサイズ以下のカメラで有効。 |
税込\7,480
(税別\6,800)
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スマートフォン to スコープアダプタ simple |
アイピースにスマートフォンを取り付け、スマートフォン内蔵のカメラで月や惑星の撮影を手軽に楽しめる小型軽量なアダプタ |
税込\3,300
(税別\3,000)
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◆◆その他オプション◆◆ |
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Lプレート |
標準搭載以外の望遠鏡や双眼鏡・カメラを取り付けられるようにするプレート。 |
税込\6,600
(税別\6,000)
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スポットファインダー
(AZ80用ベース付) |
ガラス越しに赤い点が視野に表示される等倍ファインダー。標準付属のファインダーでは視野が狭くアライメント時の基準星が導入しにくい場合に使用すると便利。標準のファインダーと交換して取り付け。 |
税込\7,700
(税別\7,000)
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太陽投影板 |
接眼部に取り付けて、白色の板に投射した太陽の像を見ることができる。複数の人が同時に見ることができることや、太陽からの光を直接目で受けないため、安全に太陽観察ができるのが特徴。 |
税込\13,200
(税別\12,000)
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