Meadeの天体自動導入望遠鏡 LS・LT・LX90・LX200シリーズやCelestronのNexstar SE-Jシリーズ・Nexstar Evolution-Jシリーズ・CPC-Jシリーズは、鏡筒をコンパクトにするためにカセグレン系の光学系が採用されていますが、この光学系では焦点距離が長くなってしまうため、星雲星団など淡く広がった天体を見るためには、2インチサイズのアイピースを使用して、視野を広げる必要があります。
また、写真撮影のためにカメラを取り付ける場合、経緯台では天頂付近を撮影するときにカメラが架台と干渉してしまい、撮影することができません。
これらの問題を解消するため、2インチサイズアイピースがそのまま使用できる天頂ミラーと、一眼レフカメラが取り付けられるアダプタの2つの役割をするのが、当社オリジナルの2インチ天頂ミラー&カメラアダプタです。
当社オリジナル2インチ天頂ミラー&カメラアダプタは、
●望遠鏡の接眼部→天頂ミラーアダプタ
●天頂ミラー本体
●天頂ミラー→2インチアイピースアダプタ
●2インチ→31.7mmアイピース/カメラアダプタ
の4つの部品で構成されています。望遠鏡に標準で付属しているアイピースを使用する場合は、望遠鏡に標準で付属のアイピースホルダーと天頂プリズムを、そのまま置き換えて使用します。
2インチ→31.7mmアイピース/カメラアダプタには、別売りのカメラマウント(Tリング)を取り付けるネジが切ってありますので、各カメラ用のカメラマウントを介して一眼レフカメラなどが取り付けできます(別途カメラアダプタを用意する必要はありません)。
さらに、天頂ミラー本体と2インチ→31.7mmアイピース/カメラアダプタには、2インサイズ用のフィルターネジも装備していますから、満月近くのまぶしい月を見るときのムーンフィルターや、対光害フィルター・ネビュラフィルターなども取り付けることができます。
また、天頂ミラーから天頂ミラー→2インチアイピースアダプタをはずすと、純正レデューサ等が取り付けられる2インチネジになります。ここにレデューサを取り付けてから、天頂ミラー→2インチアイピースアダプタと2インチ→31.7mmアイピース/カメラアダプタを取り付け、そのままカメラマウントを介してカメラを取り付けると、淡く広がった星雲星団を写しだすことができるようになります。
※Meade レデューサF3.3を使用する場合は、レデューサに付属しているカメラアダプタを使用して、カメラを取り付けてください。2インチ天頂ミラーに付属しているカメラアダプタを介して取り付けると、ピントが合いません。
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