星空の美しい山の上や海辺に行ったとき、その美しさをまるごとカメラに収めたい!と思ったことはありませんか?。普通のカメラレンズでは、星座ひとつを撮ることはできても、地上の景色と一緒に撮ろうとすると、どうしても空が狭くなってしまいます。
そんなときに是非使っていただきたいのが、魚眼(フィッシュアイ)レンズです。片面が凸面・片面が凹面の特殊なメニスカスレンズを使用して像を意図的に歪ませることにより、普通のカメラレンズでは撮影できない超広角を実現。対角線でほぼ180度(キヤノンEOSシリーズでは約162度)の写野を実現してくれます。
これを使えば、地上から空を見上げている感覚を、そのまま写真に収めることができます。また、カメラを天頂に向ければ、空のほぼ全域を撮影することも可能。どこに出現するかわからない流れ星の撮影などにも有効です。
さらに、このAT-X107DXにはズーム機能も搭載。魚眼レンズ特有の像の歪みのレベルが調節できるので、必要な部分だけをズームアップして撮影することもできます。
レンズの特性上、口径比(F値)は若干暗めになりますが、焦点距離が短いので、天体写真撮影時は数十秒〜1分程度露出をしても星が流れず、暗い星まで写し出すことができます。
重さも大きさも標準レンズ程度ですから、カメラバッグにひとつ入れておくだけで、撮影対象の幅がぐっと広がります。魚眼レンズの不思議で楽しい世界を、是非あなたも体験してみてください。
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