ビクセン「スカイセンサー2000PCは」は、同社製GP・SP赤道儀(GP−D・SP−DXも含む)に取付可能な、天体自動導入コントローラーです。 ディスプレイと各種操作をするキーパッドを一体にしたコントローラー部には、CPUに32bit RISCチップを搭載。高速な処理能力でいままで不可能だった数々の機能を実現しました。表示部はバックライト付の液晶画面で、日本語表示で解りやすい2段組み表示を採用。キーパッドは架台制御のためのクロスキーの他、天体名の入力や各種設定などを直接呼び出せる10キーがついています。データベースには、約6,500個の天体が登録されており、惑星や月・太陽の位置も瞬時に計算します。 モーター部にはDCサーボモーターを採用。対恒星時1200倍速の超高速で、目標の天体を素早く導入することができます。エンコーダをモーターブロック内部に内蔵し、間接的に赤道儀の回転数を検知して自動導入をサポートします。GP・SP赤道儀には、いままでのモータードライブ同様に六角レンチ1本で取り付けできます。 コントローラー上部にはモーター・電源に接続するコネクタの他、オートガイダー・パソコン・外付けエンコーダの取付コネクタが装備されています。外付けの直接型エンコーダを使用することによりクランプフリーによる自動導入も可能になります。 パソコンへはRS232C(専用コネクタ)で接続することができ、天文シミュレーションソフト「ステラナビゲーター」「THE SKY日本語版」などからの操作することが可能。パソコンから目標の天体をクリックするだけで、望遠鏡が自動的に天体をとらえます。屋内においたパソコンと外の望遠鏡を遠隔制御も可能になります。