1月1日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
当社ベランダ(埼玉県杉戸町)にて撮影
デジカメ一眼レフ+300mmF4 30秒露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
1月2日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
栃木県日光戦場ヶ原にて撮影
デジカメ一眼レフ+50mmF1.2 30秒露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
●1月2日の写真(右上)について
少し冬型の気圧配置がが緩んだ1月2日に日光戦場ヶ原まで出かけて撮影してきました。まだデジカメ一眼レフの扱いになれていないため、明るい星がにじんでしまったり大きくなってしまっているのはご容赦下さい(笑)。肉眼でも薄明中から確認でき、9×63mm双眼鏡では尾が2方向に広がっているのを確認できました。
写真では、イオンの尾(太陽と反対方向に青色に長く細く見える)がヒアデス星団付近まで伸びているのがわかります。まだ太陽にこれから接近しますから、もっと尾が成長することが期待できますね!。
(右の写真はオマケです 彗星とは関係ありません) |
1月5日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
栃木県日光戦場ヶ原にて撮影
デジカメ一眼レフ+85mmF2→F2.8 5分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
1月5日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
栃木県日光戦場ヶ原にて撮影
デジカメ一眼レフ+300mmF4→5.6 2分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
●1月5日の写真(上の2枚)について
再び戦場ヶ原に出かけてきました。気温がかなり下がり、天然冷却CCD状態となったデジカメは、長時間露出してもノイズが少なく非常に良く写りました。古いレンズではどうしても色収差が激しく、左の広い範囲を撮った写真は明るい星の周辺がみんな紫になってしまいました。でも、彗星の尾は画面をはみ出しています。双眼鏡でみた感じでは、あまり大きく変化した様子は感じ取れませんでした。 |
1月12日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
茨城県常陸太田市里美牧場にて撮影
デジカメ一眼レフ+50mmF1.2→F2.8 5分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
1月12日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
茨城県常陸太田市里美牧場にて撮影
デジカメ一眼レフ+300mmF4→F5.6 5分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
●1月12日の写真(上の2枚)について
この日は冬型の気圧配置が強く、戦場ヶ原では雪雲が飛んできてしまうため、より東側の茨城県里美牧場に出かけてきました。肉眼ではまだ尾は確認できませんでしたが、双眼鏡でみると尾がだいぶ発達しているのがわかります。近日点近くでもっと大きく変化するのを期待したいですね!。東京都世田谷区からも肉眼で見えたとの報告もいただいています。皆さんも是非見てみてくださいね。左の広い範囲を取った写真には、画面下のすばるとあわせてカルフォルニア星雲と呼ばれている赤い星雲も上の方に写っています。 |
2月1日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
茨城県常陸太田市里美牧場にて撮影
デジカメ一眼レフ+85mmF2→F2.8 5分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
2月1日のマックホルツ彗星(C/2004Q2)
茨城県常陸太田市里美牧場にて撮影
デジカメ一眼レフ+300mmF4→F5.6 5分露出
Meade
LXD75赤道儀に同架 |
●2月1日の写真(上の2枚)について
宵空に月が無くなるのを待って、再び撮影にでかけました。この冬いちばんの寒気が入り込み、上空には常時北から雪雲が飛んでくる状態でしたが、雲間を狙って数カット撮影することができました。1月12日に比べて彗星がずっと遠くにあるので、同じレンズで撮影しても少し迫力が無くなった感じがしますが、彗星のコマ周辺のイオンの光が本体に比べて大きく印象的です。
写真の広い方では、左下に二重星団をいれてあります。この付近は天の川の中ですので、非常にたくさんの星が写っていますね。彗星と二重星団の間には、IC1805・IC1848といった淡いHα領域(水素が電離して赤く光る星雲)があるのもわかります。 |