太陽に最も接近した9月28日の少し前から、北半球からも見えたという報告が入ってきていましたが、日本では全国的に天候の悪い状態で、晴れ間を探して出かけようかと思っていたところ、今朝予想に反して雲が早く切れてきていたので、市内の高台に行ってみました。雲の隙間から双眼鏡で彗星を探してみたのですが、残念ながら見ることはできませんでした。
ただ、連続撮影した写真には、かすかながらも雲の間に彗星が写っていました!。比較できる星が周囲にないので、正確な明るさはわかりませんが、予想通り3等星程度で見えているようです。雲が切れて水平線が見える環境であれば、もっときれいに見えそうな気もします。
まだ数日は明け方の東の空の低いところに見ることができそうですが、そのあと地球からの見かけ上太陽に接近してしまい、再び見えてくるのは12日からの夕方の空になります。このころが地球から最も近づいて見えるので、空の暗いところに行けば、もしかすると長い尾を引いた姿をみることができるかもしれません。
(2024年10月1日)
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2024年10月1日の
紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3) 85mmF/2.8 + マイクロフォーサーズ 4秒露出
4枚の画像を加算平均合成 埼玉県日高市
2024年10月1日の
紫金山-アトラス彗星(C/2023 A3)
30mmF/2.8 + APS-C一眼レフ 2秒露出
埼玉県日高市
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