●7/22(日) 広島県 安芸高田市立吉田小学校
第8分団子供会
この夏第1回目のスターライトキャラバンは広島。予定していた21日には広島に入ったのですが、まだ梅雨の影響が残り夕方から雷雨となってしまったので、ホテルで1泊。翌日夕方、外を見ると少し雲は薄くなっている様子。今日は晴れても晴れなくてもとりあえず会場には行こうと、夕方歩いて広島バスターミナルから会場の安芸高田市吉田町へのバスに乗る。可部線沿いの細いバス通りは、23年前に歩いたことがある懐かしい道。バスに乗っている間にずいぶんと晴れ間が増えてきて、これなら最低でも月は見られそう!。
1時間半ほどバスに乗って、市役所の前のバス停を降りると、主催者の方から出迎えを受ける。バス停から会場までは、主催者の方に迎えに来ていただきました。先に送っておいた望遠鏡と一緒に、今回の会場となる廃校になった小学校の校庭へ。いかにも古そうな木造校舎と広い校庭。早速望遠鏡を組み立てる。すでに空には月が見えている。
20:00の開始にあわせて、親子連れが車に乗って集まってくる。総勢40人ほど。雲間に時々隠される月や木星から見はじめて、空が暗くなってからはポインター使って星座の説明。星までの距離の話や大きさの話しなどをしながら、より遠い天体も見ていく。終わりごろには晴れ間も広がり、M13やM57といったちょっと暗い星雲星団にも目を向けることができ、とても充実した観望会になったのではないかと思います。
●7/23(月) 岡山県 倉敷市立庄中学校
前日の広島でのキャラバンを終えて列車で広島市内に戻り、翌朝レンタカーを借りて、昨日使った機材を引き取りに行く予定だったのだけれど、昨日の主催者の方のご好意で、出勤途中にわざわざ市内のレンタカーの営業所まで荷物を持ってきていただいたので、引き取りに行く手間を省くことができました。その分時間ができたので、せっかく借りたレンタカーで少し海沿いをドライブすることにしました。
最初は呉市の旧川尻町にある野呂山へ。まだこのころは雲が多く、山の上からは霞んだ海しか見えなくて残念・・・。となりの竹原市には土蔵や古い木造の商店など昔の町並みを残した地域があり、古い写真館が看板もそのままに建っていたりする。
このころからだいぶ雲が切れ始め、青空が海に映えてとてもきれい!。透き通った海が夏のトップライトに照らされてエメラルドグリーンが実に美しい。
少し寄り道しすぎてしまったので、福山からは高速にのって今日の会場に14:30ごろ到着。一旦ここで荷物を降ろして、車を広島県内に返却するために福山まで逆戻り。
列車に乗って会場の最寄り駅まで戻る。空はまったく申し分ない快晴!。きっともう梅雨明けですね!。
会場に戻ると早速機材を組み立て、まだ太陽が沈む前から月と金星を見て楽しむ。もうじき内合になる金星はとても細く、そして大きくて形がよくわかる。ちょっとした機材のトラブルがあったものの、無事に楽しい時間を終えて、先生たちととんかつやさんで夕食をいただいてから、岡山市内のホテルに宿泊。
アイピースに直接カメラを向けて手でシャッターを切って撮った写真
●7/27(金) 栃木県 さくら市喜連川中学校生徒会
第3回は26日の木曜に予定されていた栃木県さくら市の中学校。しかし雲がすっきり晴れなかったので、翌日に順延。昼間だいぶ暑くなったので積乱雲の発生が心配だったのですが、夕方車に機材を積んで出発。雲はちょっと多いものの、なんとか晴れ間は続きそう。
会場の学校に18:00過ぎに着き、先生にご挨拶してから早く来ていた生徒と一緒に望遠鏡の組み立て。今回は参加者が多いので2台準備する。生徒会長さんのしっかりした開会の挨拶のあと、太陽が沈んだ19:00ごろから外での観察を開始。西の空に積乱雲があって、残念ながら沈み行く金星は今日は見えない。毎回恒例のみんなで1番星探しをはじめる。南の空の雲間に木星が見える、東の空からは月も昇ってきた。空が暗くなるにつれて夏の大三角がみえ、望遠鏡での観望を開始。雲が常に空を覆っていて、なかなか思うように見ることができなかったのだれど、それでも月・木星・アルビレオ等の明るい星を中心に見ることができました。
●7/28(土) 茨城県 美浦村牛込地区子ども会
この日は猛暑日。ここまで暑くなるとやはり積乱雲が気になる。でも、まだ上空の気流が落ち着いているので、仮に雨が降ったとしても短い時間だろう。17:00ごろ家を出て川を渡って茨城県へ。つくば市内あたりからは夕立の降った跡が見え、外はムシムシ・・・。途中で車のミラーに真っ赤な夕日が見えたので、ちょっと車をUターンさせて写真を撮る。
現地に到着して会場の公園のグラウンドで観望会。最初は雲が少し多く、西の空の金星と南の空の木星は隠れたままで1番星探しをはじめる。天頂近くのベガ・アルクトゥールスが今日の1番星。やがて雲が切れて木星も見え始める。望遠鏡では、木星・ベガ・アルビレオ・M13と近い方から遠い順に天体を見ていって、最後に東の空から昇ってきた月を見ておしまい♪。終了後、主催者のお招きを受けてお宅にお邪魔して、手料理をご馳走になって帰ってきました。霞ヶ浦産うなぎもとてもおいしかったです!。ありがとうございました!。
●7/31(火) 愛知県 豊田市立岩倉小学校
今回の会場の学校は、なんと明治8年創立の歴史のある小学校でした。応接室に入り校長先生とご挨拶。壁には歴代の校長先生の写真が並んでいる。山の中の大きな敷地の中に建つ立派な校舎と広いグラウンドがうらやましい。
広い校庭のまんなかに望遠鏡をセットし、太陽に近づきつつある金星を探してみるが、空が明るくて見つからない。やがてこどもたちが三々五々集まり始める。18:45に観望会開始!。集まった生徒はなんと120人。保護者も入れると160人くらいの大観望会!。マイクを持って生徒の前に立つのはあまり得意ではないのだけれど、今日ばかりはそうも言っていられない(^_^;。
最初は、生徒全員で1番星探し!。金星か木星か、どちらが先に見えてくるか・・・。だいたいの場所をこどもたちに教えて、全員で探すこと5分。南の空の木星を1人の子供が見つけた!。低学年と高学年に分かれて、片方は望遠鏡、片方は星空を見ながら宇宙のことや星座のことを話していくという具合に、こどもたちが飽きないようにうまくやりくりして、なんとか木星とアルビレオの2つを全員に見てもらうことができました。それでも、時間は予定より1時間も遅れてしまった・・・。先生も保護者の方もとても協力的だったのが救われる。
●8/17(金) 北海道 TOSS☆JHS黎明(函館大沼プリンスホテル)
これまで夏のスターライトキャラバンでは、毎年北海道からお呼びいただいていたのですが、去年ははじめて北海道での開催が無く、2年ぶりの開催は函館。しかし、前日までのよい天気が当日になって前線が南下してきてしまい、予定していた17日も翌日18日も会場周辺は高い雲に覆われてしまい、星を見ることはできませんでした。会場で望遠鏡だけを組み立て、数学が好きだという45人の子供たちを相手に、太陽系の話しを30分ほどして終了となりました。
●8/19(日) 埼玉県 蓮田市環境学習館
当社の地元埼玉県での開催。この日も昼間少し雲が切れたものの、夕方からはまた曇ってしまい、開始時間には一面の雲の中。会場の中で28日の月食の話しをしながら日食や月食の話しをしていると、外で雲の様子を見ていた職員さんから「晴れてきた!」との声。急いで望遠鏡を外に出し、南の空の木星を見る。しかし、20人ほどが見たところで再び厚い雲に・・・。
●8/25(土) 福島県 伊達市立伊達東小学校
夕方からの観望会にあわせて、途中ドライブをしながら福島方面に車を走らせる。猪苗代湖を通り磐梯吾妻スカイラインを通り、福島市内を通って目的地の小学校へ。今日はこの小学校の6年生のお泊り会の中の一つのイベントとして、星を見てもらう会を企画してもらいました。子供たちと一緒に、みんなで作ったカレーをいただきまーす。こんな甘いカレー久しぶりに食べたかも(笑)。
お天気は申し分のない快晴!。月・木星・ベガ・アルビレオ・M13と近い順から天体を見てもらい、宇宙の広さとその大きさを実感してもらう。6年生くらいを相手だと、話している方もキャッチボールができるのでちょっとうれしい。とても素直な子供たちばかりで、1時間半くらいの時間を、宇宙のいろいろな話しをしながら楽しく過ごしました。
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