2/1 ワシントン市内観光

 時差の関係もあって今一つ眠れなかった夜も明けて、窓からは青空も見えています。今日はワシントン市内を丸一日かけて観光することにしました。

 9:00ごろホテルをでて、地下鉄のMetro Center駅に向かいます。ホテルはダウンタウンの少しはずれにあるのですが、ホテルを出ると写真のような建物がたくさん並んでいます。

ワシントンでは地下鉄をはじめとした交通網を「メトロ」と呼んでいて、地下鉄は色別に4つの系統が運転されています。色別といっても車体の色が違うわけではなく、正面のLED式の方向案内にその色が表示されているだけです。

 

 メトロには上のようなプリペイド式のカードで乗車します。あらかじめ駅でこのカードにいくら支払ったかを記憶させ。その金額の範囲なら何回でも利用できるという仕組みです。

 メトロの駅の構内はとても広々としていて、直接照明の少ない落ち着いた雰囲気をかもし出しています。車内も写真の通り横に広い車体で、清潔感のあるデザインですね。

 「オレンジライン」で3つめのFoggy Bottom駅で下車。徒歩でケネディーセンターを訪れました。ここはオペラハウス・コンサートホールをはじめ大小の劇場が集まった舞台芸術の殿堂と呼ばれているところです。今晩ここでフィラデルフィア管弦楽団のコンサートがあるので、そのチケットを手に入れようと来てみたのですが、まだ時間が早すぎて手に入れることができませんでした。裏手にはポトマック川が流れ、とても見晴らしのよい景色を作り出しています。

 今日行われるコンサートの看板。オペラシアターのほうは演目の変わり目で舞台装置が表にたくさんつみあがっていました。

 ここからは、「ツアーモービル」と呼ばれる市内観光用のバスを使ってまわることにします。ケネディーセンターを後にしたバスは、ポトマック川を渡りアーリントン墓地へ。ここにはアメリカに大きな功績のあった人々が眠っているそうです。下車はせずそのまま再びポトマック川を渡り、ウェストポトマック公園の中にあるリンカーン記念館に立ち寄りました。

 リンカーン記念館の前にはリフレクティングプールと呼ばれる池があり、その反対側にワシントン記念塔があります。この2つはどちらから見ても互いにこのプールに影を落とすような位置関係にあるわけです。

 ウェストポトマック公園には、野鳥やりすがたくさんいます。夏ならばもっと人の数も多いのでしょうが、今日は寒いためか人の数より野鳥の数のほうが多いようです。

上の写真のようにりすがすぐ近くまで寄ってきて、えさをねだるのも良く見る光景です

 しばらく公園を徒歩であるいて、大統領官邸ホワイトハウスを外から見学してから、ふたたびツアーモービルでスミソニアン博物館群へと向かいました。スミソニアン博物館本部をはじめとした、スミソニアン財団の運営する博物館や美術館が立ち並ぶこの付近は、建物1つ見てもひとつの芸術を作っているように思います。

スミソニアン博物館本部

 サックラーギャラリー

アフリカ美術館

 芸術産業館

 そして今回のワシントン訪問のメインテーマでもある航空宇宙博物館にやってきました。

 航空宇宙博物館の中は別ページでまとめてあります。こちらをクリックしてみてください。

 航空宇宙博物館からは再びツアーモービルで国会議事堂を通ってアムトラックのワシントンユニオン駅へ。鉄道が華やかだった時代の駅を彷彿とさせる広い駅舎は、時代を感じさせる作りです。時間的に列車が発着するところを見ることができなかったのが残念です。

 メトロを使って一旦ホテルに戻り、昨日ピックアップできなかった旅行バッグが届いていることを確認し、一休みしてから再びケネディーセンターに向かいました。チケットを買い求めていると、フィラデルフィアの友人が声をかけてくれました(^_^)。

 19:00からの開演が近づくとたくさんのオーディエンスが集まってきました。今日のコンサートはドヴォルジャークが渡米したときに書いた3つのコンサート用序曲と、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。指揮は音楽監督のサヴァリッシュ・ヴァイオリン独奏がムターという組み合わせ。特に2曲目の"Carnival"(日本では「謝肉祭」と呼ばれている)は、音の一つ一つのつぶがはっきりと聞き取れ、非常に澄んだ音を聞かせてくれました。さすがって言う感じでした。

 コンサートが終わり外へ出ると雨が降ってきてしまいました。急いでメトロの駅に向かったものの道を間違えて遠回りしてしまい、ホテルに帰るころにはびしょぬれになってしまいました(^_^)。

 明日は朝が早いので今日はこの辺にしておきましょう。明日の天気はどうでしょうか。。。。


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