彗  星

流星は、夜空を一瞬のうちに通り過ぎていく光の筋ですが、彗星は、じっと見ていても止まっているようにみえます。

彗星は、「ほうき星」とも呼ばれ、魔法使いが空を飛ぶ時に乗る「ほうき」のような「尾」をもっています。

太陽系の仲間の彗星は、軌道をそれぞれもっています。一度現れたきり二度と現れる事のない軌道をもった彗星や、くり返し現れる軌道をもった彗星があります。太陽や惑星の引力などで楕円の軌道をえがき、くり返し現れる彗星を「周期彗星」とよんでいます。

彗星の正体は、氷や色々な塵でできており、汚れた雪だるまのようなものと考えられています。太陽に近づくと表面が温められて彗星の一部が蒸発し、ガスや塵を出し、それが尾となって見えています。氷や塵、ガスを「ダスト」といい、ダストの尾は、太陽に近づくにつれ見ることが出来ますが、太陽から遠く離れたところでは蒸発しないのて゛尾は見えません。、このダストの帯が地球の軌道と交差する位置にあると、流星群となり沢山の流星を見ることができます。

遥か彼方からやってくる宇宙(そら)の旅人、「彗星」。鮮やかな姿で現れ私達を楽しませてくれます。

今度はどんな姿で現れるのでしょうか。胸をどきどきさせながら地球の扉をあけて待っていましょう。