●VMC200L

 下のバイザックの流れをくむ、ビクセンの新しいカタディオプトリック光学系望遠鏡です。カタディオプトリック光学系とは、反射望遠鏡と屈折望遠鏡の利点を合せた光学系で、一般に大口径の凹面鏡で集めた光を凸面鏡や補正レンズを使って像を結ぶ構造になっています。
 VMC200Lは、単純で製作の容易な一次球面鏡と、補正レンズの役割をするメニスカスレンズ(凸凹レンズ)を組み合わせることにより、高倍率でもシャープな像を結ぶ高性能な光学系を作ることができ、軽く短い鏡筒により架台への負担を少なくすることができるようにしたものです。同様の光学系に対物側に大口径のメニスカスレンズを装着した「マクストフ」光学系がありますが、VMCはメニスカスレンズを副鏡の直前にセットすることにより、より大口径で安価な望遠鏡を作ることに成功しました。
 鏡筒も、VISACより85mm短い535mmとなり、取り回しも大変楽になりました。GP赤道儀にもとても良くマッチする大きさで、塗装もビクセンのニューカラーグリーンマイカで彩られています。

●New VISAC(バイザック) VC-200L

 最新設計の6次非球面反射鏡と接眼部直前に装備した補正レンズ系の組み合わせによるカタディオプトリック光学系で、中心部から周辺部まで収差の無いフラットな像を結びます。
 20cmという大口径ながら独自の一体構造鏡筒によりコンパクトかつ軽量な構造になっているため、GPシリーズのような小型赤道儀にも積載可能になりました。
 2001年4月にモデルチェンジしたNewVISACは、像の悪化の原因となっていた主鏡の固定方法をリング式に変更し、カタディオプトリック系では大きな影響を受ける鏡筒内部の内面反射を極力抑えるために、ブラックファイバー塗装を施すなど、VISACのハイコントラストでシャープな像をさらに充実させました。
 架台のGP赤道儀は、軽量かつ強固なシステム構造になっており、鏡筒・三脚のステップアップや写真撮影も可能。もちろん、天体自動導入機「スカイセンサー2000」を取り付ければ、導入しにくい暗い天体でも簡単に視野に入れることができます。


VMC200L基本仕様

 有効口径 200mm 焦点距離 1950mm (F9.75)
 標準付属品 7×50ファインダー 天頂プリズム LV5・20アイピース 付属品ボックス 金属製キャリーハンドル

赤道儀仕様

GP赤道儀とのセット

GP・D赤道儀とのセット

モーター無し

赤経モーター付

スカイセンサー2000PC付

モーター無し

2軸モーター付

スカイセンサー2000PC付
定価

\244,000

\266,000

\372,000

\285,000

\327,000

\413,000

VMC−200L鏡筒のみ (ファインダー・天頂プリズム付・金属製キャリーハンドル)
 定価 \148,000(税別)

オプション

バイザック用レデューサー(F9.75→F6.8)
 定価 \24,500

VMC鏡筒用アルミケース
 (価格未定)

Newバイザック VC200L基本仕様

 有効口径 200mm 焦点距離 1800mm (F9)
 標準付属品 7×50ファインダー 天頂プリズム LV5・20アイピース 付属品ボックス 金属製キャリーハンドル

赤道儀仕様

GP赤道儀とのセット

GP・D赤道儀とのセット

モーター無し

赤経モーター付

スカイセンサー2000PC付

モーター無し

2軸モーター付

スカイセンサー2000PC付
定価

\264,000

\286,000

\392,000

\305,000

\347,000

\433,000

VC−200L鏡筒のみ (ファインダー・天頂プリズム・金属製キャリーハンドル付)
 定価 \168,000(税別)

オプション

バイザック用レデューサー(F9→F6.3)
 定価 \24,500

バイザック鏡筒用アルミケース
 定価 \27,000



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