きれいな景色を見て感動したとき、その景色を写真におさめたくなるときがありますよね。レジャーに出かけた高原や海辺などできれいな星空を見て感動したときにも、その星空を写真に収めたいと思った方は多いのではないかと思います。 |
しかし天体写真は、風景や人物と同じように星空にレンズを向けてシャッターを切っただけでは写ってくれません。それは、星の光がとてもかすかなもので、カメラがその光を感じることができないからです。逆に言うと、人間の目はとても高い感度をもっているという意味でもあります。
そんなときに、三脚が1つあれば、カメラを固定して長時間シャッターをあけっぱなしにすることで、目で見えない星まで映し出すことができるようになります。ここでは、1948年(昭和23年)から三脚専門メーカーとして世界中の写真愛好家に使用されているスリック製のカメラ三脚の中から、天体写真撮影におすすめするカメラ用三脚を2種類ご紹介します。 |
スプリントS110(左)とカーボンマスターPRO924N(右)
左はマイクロフォーサーズミラーレスデジカメを装着
右はAPS-C一眼レフデジカメに標準レンズを装着
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●カーボンマスターPRO924N
4段伸縮脚で最大高1935mm 直径32mmの極太カーボン脚で安定性抜群! |
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山岳写真や自然写真のプロの写真家にも愛用されている、軽量ながら重量のあるカメラや望遠レンズにも対応できる三脚。最大径32mmのカーボンファイバー製丸パイプ脚を採用し、耐荷重7kgを実現。4段伸縮脚で最高1935mmの高さまであげることができ、縮小時は雲台も含めて長さ68cmまで小さくなります。
丸パイプの脚は、ロックするときにナットと一緒に回転して固定しにいものが多いのですが、最新のカーボンマスターシリーズでは、ARS(Anti Rotation System)により脚自体が回転しにくく、調節しやすい伸縮システムになっています。また、三脚自体が軽量になることにより重心の安定が悪くなる場合に使用できるストーンバックも標準で付属しています。
標準で付属している雲台SH-807Nは、握りやすい大きなハンドルを装備した3ウェイ雲台で、軸を固定しても構図がずれにくいコマ締め式を採用していますから、超望遠レンズの使用時や、星野写真儀の極軸合わせもスムーズに行うことができます。
小型のカメラはもちろん、超望遠レンズを装着した一眼レフまでお使いいただけます。また、小型の望遠鏡を取り付けた天体自動導入架台の組み合わせて使用するのにも最適です。 |
カーボンマスターPRO924Nに
300mm望遠レンズとAPS-C一眼レフを装着
カーボンPRO924Nに標準付属の
3ウェイ雲台SH-807N |
●スプリントS110
軽量・堅牢なロングセラー三脚 スプリントシリーズの最新版 |
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スリックが1980年(昭和55年)に発売したスプリント55をルーツとし、その後改良を重ねられてきたスプリントシリーズの中で、特に携帯性を重視したコンパクトモデルの最新型です。
スプリントシリーズは、重量がかかったときのねじれやゆがみに対して耐えられるよう、脚の断面が曲面を描いた台形になっており、従来の丸パイプ脚より大幅な軽量化を実現しています。
最大の特徴はその軽さとコンパクトさ。縮小時の長さ36cm・重さも雲台も含めて1020gと超軽量ながら、4段伸縮脚と210mmのエレベーターで、最高1085mmの高さまであげることができます。脚の伸縮はレバー式のワンタッチロックで、ロック・リリースはとても簡単です。
雲台は一つのハンドルで水平・仰角を固定できるワンハンドル式で、カメラの水平を保ちながら、ボール雲台のように自由に構図を決めることができます。
三脚そのものの重量が軽いので、軽量な一眼レフと標準レンズの組み合わせや、ミラーレスデジカメとの組み合わせにおすすめします。 |
スプリントS110にとりつけたマイクロフォーサーズ
ミラーレスカメラ キットズームレンズを装着
スプリントS110に標準付属の雲台 |
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