イタリア・サヴァのClaudio Bottari氏は、6/16にISIS社製CCDカメラでりょうけん座の小宇宙NGC5005を撮影した画像から、銀河の中心から北西に約50"の位置に14.5等の超新星を発見しました。報告を受けた中野主一氏の連絡で、八ヶ岳南麓天文台の串田夫妻が6/19に同定観測されました。仮符号はSN1996aiとなります。
NGC5005は、α=13h10m56s.2 δ=+37゜03'29" 光度9.7等(V) (GSC) で、串田氏の画像から測定した超新星の位置は、α=13h10m58s.13 δ=+37゜03'35".4 光度13等としています。
その後の観測から、この超新星は極大期を少し過ぎたかなり赤色の強いIa型新星であることがわかり、ノーフィルターCCDによる撮影では、光度がかなり明るく観測されることがわかっています。
冷却CCDを使用した観測にはもってこいの対象ですね。観測された方は是非報告をお願いいたします。
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