茨城県水戸市のアマチュア天体観測家 桜井 幸男氏は、2/4に300mmF2.8レンズで撮影した2枚の35mm版フィルム(フジカラーSuperG400)から、いて座に10.5等の新星らしい天体を発見しました。
 八ヶ岳南麓天文台の串田夫妻が、2/6に撮影したCCD画像から測定した位置は次の通りです。

  α = 17h55m09s.84   δ = +19゜46'01".0  (J2000.0)

 桜井氏が1月30日に撮影したフィルムには、この星が11.5等で写っているということです。また、1月20日に撮影したフィルム(極限等級10.8等)には写っておらず、1991年からのすべてのフィルムにも写っていないとのことです。
 位置としては、散開星団M23のすぐ近隣です。三裂星雲M20もすぐ近くですので、最近この付近を撮影された方も多いのではないでしょうか。写真をお持ちの方は、是非写真をチェックしてみてください。もし写っていましたらご報告をお待ちしています。

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