先日IRAS周期彗星を検出したAAO(南オーストラリア天文台)のU.K.シュミットを使ってF. G. Watson氏が、8/10と11ちょうこくしつ座付近を撮影したプレートから、13等の彗星状天体を発見しました。
プレートからAAOのR. H. McNaught氏が精測した位置は次の通りです。
1996 UT R.A. (2000) Decl. m1
Aug. 10.74014 1 40 24.85 -29 51 58.8
10.80264 1 40 25.78 -29 52 32.6
11.75125 1 40 39.80 -30 02 11.9 13
11.79292 1 40 40.36 -30 02 35.5
位置としては、NGC642(12.6等)・NGC639(14.7等)のごく近隣です。彗星は強い中央集光を伴っており、240度の方向に20'の尾が観測されています。日本からはかなり低い位置になりますが、南中前後を狙えば充分撮影可能と思います。是非観測して報告してください。
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