アメリカ ヒューストン天文研究会のE.W.Szczepanski氏は、1/27にM101付近を撮影した写真から、10.5等の彗星状天体を発見しました。
 同研究会のK.Drake・L.Mitchellの両氏と、ニューメキシコ州クラウドクロフトのA.Hale氏により同定観測され、1996B1の仮符号が付けられました。

 近日点からだいぶ遠ざかって、彗星そのもののイメージは小さくなりましたが相変わらずきれいな彗星です。

 日時 :1996年3月6日 午前2時02分30秒(JST)
 光学系:ビクセンR200SS 20cm反射 焦点距離800mm F4
 架台 :ビクセンSP-DX赤道儀+ノブオ電子天体自動導入コントローラーPyxis
 カメラ:SBIG ST-6 露出60秒 光映舎製カメラアダプター使用
 撮影地:埼玉県蓮田市


 C/1996B2が発見されてしまってこの彗星の影が薄くなってしまいましたが、8等級のりっぱな彗星です。ご覧のとおり短い尾も写っていますね。

 日時 :1996年2月12日 午前3時47分07秒(JST)
 光学系:ビクセンR200SS 20cm反射 焦点距離800mm F4
 架台 :ビクセンSP-DX赤道儀+ノブオ電子天体自動導入コントローラーPyxis
 カメラ:SBIG ST-6 露出60秒 光映舎製カメラアダプター使用
 撮影地:静岡県戸田村達磨山


 

 1/27に発見されたC/1996B1を、M101と一緒にとらえた画像と彗星を中心に持ってきた画像です。M101と同一画面にしたものは、光学系の周辺減光がはげしいため、彗星本体があまり良く写っていませんね。

 日時 :左 1996年1月30日 午前4時48分00秒(JST)
     右 1996年1月30日 午前5時10分05秒(JST)
 光学系:8cm反射 焦点距離500mm F6.25(自作)
 架台 :ビクセンSP-DX赤道儀+ノブオ電子天体自動導入コントローラーPyxis
 カメラ:SBIG ST-6 露出120秒 光映舎製カメラアダプター使用
 撮影地:埼玉県蓮田市


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