5/31
またまた久方振りになってしまいました。皆さんお元気でお過ごしですか?。私は多少風邪気味のときもありましたが、今は元気おやっております。
このホームページを管理しているサーバーが5/26に移転したのですが、この過程でURLの末尾のディレクトリ名の変更がうまく行かず、しばらくの間「~stargaze」でないとアクセスができませんでした。接続できなかった方にはたいへんご迷惑をおかけしました。
さて、ここしばらく土日はすべて観望会で埋まっておりました。5/11−12は、私の運営している「ごめんネット」を中心に今回で16回目を迎える「天体観望OFF−LINE会」を、このページでも紹介しているペンションドライブ気分で行いました。心配された天気も、多少雲は通過するものの観望には差し支えの無い程度で、皆さんと楽しい時間過ごすことができました。私はあまり天気が良くなさそうだったので、最低限の機材(Meade LX200-25)を持っていったのですが、なんと・・・三脚を忘れてしまいました(^_^)。以前も一度20cmの方を持っていったときに忘れたんですよね。またやってしまった・・・。地べたに架台を安定させて置いて、寝そべるようにして見ていました。それでも実質使用上は問題ないんですけどね。
次の5/18−19は、このページでも告知した一般向け天体観望会でした。この日は若干薄雲がかかっているものの、夏の天の川が良く見えるなかなかの観望日和でした。いつもは少ない女性の参加者が今回はとても多くて、いつもとちょっと違う雰囲気がありましたね。望遠鏡はLX200-25(今度は三脚持っていったよ(^_^))とC-8スターゲイズスペシャル+SP-DX+Pyxis・R200SS+Pyxisの3台。もちろん双眼鏡も用意しました。この日は、かなり多くの流星を見ることができました。星座の解説をしている最中にも、天頂から北西付近を中心に多く出現し、良く見てみるとうしかい座のアルクトゥルス付近を輻射点にしているようです。もしかすると去年9月にバーストを起こしたシュワスマン・ワハマン第3彗星関連の流星群が早くも出現しているのかもしれません。この群は、計算上は来年の5/22に非常に期待されている流星群です。
そして、5/25−26は(株)誠報社主催の富士山・太郎坊での観望会。これには業者として参加してきました。もちろん目玉はPyxisで、いつものEM-200・SP-DXに加えて、新対応機種のNESとアトラクス対応Pyxis+(仮称)を展示・実演しました。また、ST-6とPyxisを使用した遠隔自動撮影のデモも行いました。これには、当社で新しく発売する天文用DOS/Vパソコンを使用して、1台のパソコンで自動導入とCCD撮影を行いました。当日はあまり天気が芳しくなく、通して薄雲がでる天気でしたが、冷却CCDではこの程度の天気でも充分天体の撮像ができることを皆さんに見ていただくことができました。自動導入との組み合わせで、Hale-Bopp彗星も高度5゜の段階で撮影することに成功しています。
このところ、冷却CCDを使った超新星の発見が相次いでいます。当社の屋上でも15-17等の星を撮影することが可能ですから、やる気になれば超新星の観測もできるんですよね。皆さんも御自宅で是非やってみませんか?。
さて、この5/25の富士山から帰ってすぐに、私はまた鉄道趣味に走りました(^_^)。西武鉄道に走っていた貨物用電気機関車「E851」の引退を記念したさよなら列車が運転され、この列車に乗車する機会を得ることができたのです。私はこの手の列車はもっぱら「撮る」方専門だったので、今回乗れることになってとても楽しみにしていたのです。このE851は、西武秩父線(吾野−西武秩父間」が開業した昭和44年に、セメント輸送の貨物列車用牽引機として運転を開始したもので、私鉄の所有する機関車としては最大の運転重量96t・425kwの主電動機が6つの動輪に付いた「F型」機関車です。国鉄の当時の最新機関車だったEF65と同等の性能を持ち、運転線区にある急勾配に対応するため重連総括制御(2台の機関車を1台の運転台から総括制御する機能)にも対応させています。運転開始当初は、当時の国鉄と貨物の受け渡しのあった池袋や国分寺と東横瀬の間を運転していました。
最盛期には東横瀬−芦ヶ久保間は重連運転となるほど活況を呈していましたが、国道の整備などにより徐々にトラック輸送に切り替わり、今年3月に貨物輸送が終了し、E851型も用途廃止されることになったわけです。
5/25と26に行われたさよなら運転には、JR東日本から高崎運転所の12系客車6両を借り入れて、このE851に牽引させました。もちろんE851が客車を牽引するのは最初で最後のことです。機関車は所沢発車時は客車の前後に機関車を付け、飯能−東横瀬の往復は重連で運転されました。窓の開く12系客車をわざわざ借りてきたり、乗車記念のパンフレットを配ったりと、普段旅客列車の入らない狭山ヶ丘の側線に列車を入れたり、なかなかの力の入れようでした。沿線には多くのマニアが列車の撮影に訪れていましたが、「異常なほど」長い汽笛を何度も響かせながら走る姿に、沿線の民家からも多くの方が列車に手を振る姿がとても印象的でした。
5/5
突然移転したのでびっくりした方も多いかも知れませんが、無事に(?)bekkoameから移転してきました。こんどはレスポンスも早いし速度もそこそこになったのではないでしょうか。
百武が地球から去って日本からは見にくい位置にいってしまい、天文趣味の方はみなさんちょっと停滞気味になっているようですね。どこの取引先にいっても「しーん」という感じです。でも、Hale-Boppもすでに7等台に入っており、これまたこれからが楽しみな彗星になっています。皆さんも梅雨に入る前に一度見ておくといいと思いますよ。
移転の関係でしばらく独り言も止まっていたわけですが、この間にいろいろなことがありました。まずは4/20-21に軽井沢で行われた「デジタル観望会」です。当初の予定人数より多い130人の方のご参加をいただきました。前日から冬型の気圧配置になり上空には真冬並みの寒波が入り込んで、現地では朝のうち雪が降るというあいにくの天気だったのですが、私がついた午後1時ごろにはなんとか雪もやみ、夜には雲が通過する中ではありましたが美しい星空を見ることができました。当店でもパソコン4台を持ち込んで冷却CCDによる撮影や自動導入のデモを行いました。しかし、夜も遅くなってくる寒さに耐えきれなくなり、11時ごろには撤収してしまいました。
4/22には、地元の中学校での天体観望会のお手伝いに行ってきました。新一年生を含む約50人の生徒さんが参加して、午後6時半から8時まで、金星・月をはじめM37やM3などの明るく見やすい星雲星団も見てもらいました。皆さんたいへん熱心で、終わった後もいろいろな質問攻めに合いました(^_^)。後日担当の先生から当日の感想を綴ったものをお送りいただいたのですが、みんなとても感動してくれたようでとてもうれしかったです。熱心な先生がいるからこそできる企画であることは確かですが、これからもこういう機会を大切にしていきたいと思っています。
百武のほうは、まだ掲載していない4/19撮影のものが残っています。赤城山での最後の撮影になりましたが、ここからはフィルムスキャナで読み込んで掲載しようと思っているのですが、このところいろいろと忙しくてスキャナのセットアップがまだできていないため、まだ掲載できていないのです。近日中になんとかしたいと思っています。
この後、何度か自宅からCCDを使って撮影を試みましたが、4/26日にコマの部分らしい姿をとらえることができただけでした。乗鞍のコロナグラフでもこの彗星の姿が捕らえられたそうで、もう少しすると南半球からの観測報告がインターネットなどでみられるようになるでしょう。まだまだ楽しみですね。
今回の写真は、高校2年のときのゴールデンウィークに、横浜で撮影したちょっと毛色の違った写真です。私は高校2−3年の2年間「光画部」に在籍していました。この名前を見てこの部が何なのかがわかる人もいるでしょう。まぁ、簡単に言うと写真部です。この光画部では、毎年GWに撮影会なる物を開いていて、例年上野での撮影会なのですが、この年は横浜で行われたんですね。この写真はその時に本牧埠頭のコンテナ置き場で撮った物です。
コンテナの冷たい鉄板の様相とわずかな透き間から入ってくる空の光を、魚眼を使って遠近感をデフォルメした構図になっています。現像は当時私が研究(?)していた一浴現像液(現像と定着を1回の処理ですませてしまう)で処理してあり、まだ研究段階だったのでちょっとハイコントラストに仕上がっているのが、逆に良い効果を上げています。この一浴現像液はその後光画部で大評判となったのですが、先輩やOBからは「手抜きをするな」と怒られたものです。このころの写真雑誌にこの処方が紹介されたこともあったような覚えがあります。
さて、話題が変わりますが、今テストのためにPictor1616が手元に来ています。これは、今度当社とNewtonとの共同企画でCCD撮影用パソコンを販売することになり、そのテスト機でPictorとの接続テストをするためにお借りしている物です。しばらく使用できるので、このページでも結果を掲載したいと思っています。どんな画像が出てくるか、楽しみにしていてくださいね。
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