この図は7月10日の午後時ごろ、東北東の空を見上げた状態の図になっています。時間と場所に応じて図を回転したりしてまわりの星と対照して探してみてください。
αLyrがこと座の一等星ベガです、ベガの南側に3等星と4等星でできた平行四辺形の星の並びを見つけることができるはずです。この南側の辺のほぼ中間付近にM57があります。ファインダーで見当をつけてこのふつの星の中間に向け、50倍以下の倍率で覗けば、あきらかにまわりの星と違う円形の星雲を見つけることができるはずです。視野のまん中に入れなおしてから、100倍くらいの倍率で見てみると、まん中に穴のあいたいびつなドーナツ状に見えるはずです。
この他、平行四辺形と反対側にあるε星は、この星図でもすでにふ2つの星として描かれているように、二重星として有名です。さらに望遠鏡で200倍くらいまで倍率をあげてみると、それぞれの星がさらに2つの星に分離することができます。
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