今回の月食の起こる時間は上の表の通りです。左の画像は東京での月の欠け方のシミュレーション画像です。他の地方でも、ほとんどおなじように見られます。東京では、皆既食になる直前の4:45に月が西の地平線に沈んでしまいます。
中部地方から西の地方では、月は地球の影にすっぽりと隠され、そのまま西の地平線に沈んで行きます。完全に影に入り込んだ月は、肉眼ではほとんど見えませんが、望遠鏡ではうっすらと赤みを帯びた色に鈍く光っているのを見ることができます。しかし、今回は皆既食のはじまるころには日の出の時刻とも重なり、空がかなり明るくなっているはずです。皆既中の月を見ることができるかどうかは、その地方によって状況が異なってくるでしょう。
このように、今回の月食は西の空に低い現象ですので、なるべく西の空の開けた場所で観測するようにすれば、より長い時間月食を楽しむことができるでしょう。
月食は肉眼でもお楽しみいただける天文現象ですが、望遠鏡や双眼鏡を使用すると、欠け際のクレーターの様子などもお楽しみいただけます。Spring Sale! 2004ライナンップでは、月食の観測にも最適な望遠鏡を揃えております。是非この機会にお買い求めいただき、宇宙で繰り広げられる天体ドラマを、ご自身の目でごゆっくりお楽しみください。
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